雑誌との出会い

 

現在読んでる雑誌

☆花とゆめ(別冊/増刊含む)(1989〜)

 そもそも、私が「少女マンガ」を愛好するきっかけとなった雑誌です。子供の頃は「ベルバラ」ちっくな絵がどうにも苦手で(今でもダメですが・・・)少女マンガは嫌いだったのですが、この頃になると、少女マンガとは意識せずに『ピグマリオ』(和田慎二)とか『ここはグリーンウッド』(那州雪絵)とかを読むようになっていました(和田慎二作品は少女マンガといってよいか微妙ですが・・・)。それで、雑誌連載の方も気になって読もうとしたところ、掲載誌が「花とゆめ」と知り、いささか驚いたものです。「嫌い」だと思っていた少女マンガを好きになっていたということを受け入れるのは、あまり簡単ではなかったようですね。
 この頃、つまり昭和と平成の境目の頃は、今から見ると少女マンガの絵が、いわゆる古典的な少女マンガ絵から脱却し始めた時期に当たるように思われます。かつての不自然な等身やデフォルメ、芝居がかった演技から、より自然で身近なキャラへ。それによって、かつての少女マンガファンには離れてしまった人も多いようですが、逆に私には変化後の作品がぴったりとハマったようです。おかげで、同世代の女性たちとは、イマイチ話が合わないのですが(笑)。
 花とゆめで私が愛好した(している)作家さんは多数いて、とてもいちいち挙げ切れませんが、特に印象的なのは、先に挙げた那州雪絵先生の他、川原泉先生、喜多尚江先生(『真夏の国』は忘れられない)、高屋奈月先生、高尾滋先生(特に『人形芝居』)、樋口橘先生(『人魚』が好き)、日高万里先生(秋吉家シリーズLove!)、山田南平先生、山中音和先生(『アイが泣くから』シリーズ最高!)、サカモトミク先生、絵夢羅先生(王道で、安心できる秀才タイプ)etc.・・・。そして忘れられないのが山際あきこ先生です。コミックスを出す前に姿を消してしまいましたが、デビューからお気に入りの作家さんでした。今はどうされているのでしょう・・・。
 また、有望な新人さんが次々に出てくるのも大きな魅力ですね。上記の先生方の半分以上はデビュー以来の成長を見守ってきたせいか、愛着が湧いています(笑)。最近でも、ふじもとゆうき先生、鈴木ジュリエッタ先生、岡崎呼人先生、モリエサトシ先生、音久無先生、空カケル先生など、これからが楽しみな方たちも多数。

 

☆LaLa(増刊含む)(1995〜)

 暇つぶしに、当時住んでたアパートの近くのファミマに行き、たまたま置いてあったLaLaを手に取ったのがきっかけ(今思えば、なんて有能なコンビニ!)。その時気に入ったのは『ハッスルでいこう』(なかじ有紀)。花ゆめと路線的に近いためか、違和感なく読むようになりました。同じ出版社からこれだけ似た方向性の雑誌が2誌出されているというのも、よく考えるとどうかと思うのですが・・・。多分、昔はコンセプトも違ったけど、花ゆめの方が次第にLaLaに近づいてきたんだと思う。
 ここにも忘れられない作家さんは多数います。ささだあすか先生、柳原望先生、やまざき貴子先生、猫山宮緒先生(天才だと思う)、成田美名子先生、津田雅美先生(カレカノもいいけど『天使の棲む部屋』は絶品!)、田中メカ先生(やっぱり天才!)、時計野はり先生、etc.・・・。
 中でもお気に入りだったのが、藤川佳世先生です。『かたつむり前線』は本当に大好きでした。緑川ゆき先生も特別な存在ですね。今、一番泣ける話を書く人だと思います。
 それから、一番好きな作家の一人、わかつきめぐみ先生は、残念ながらLaLaでご活躍されてた頃には読めませんでしたが、『SoWhat?』は日本の少女マンガ史上の最高傑作だと思います!
 花ゆめ同様、こちらも有望新人が続々と登場してきています。ふじつか雪先生、林みかせ先生、三上チト先生、あきづき空太先生、etc.。

 

☆プチフラワー→フラワーズ(1998頃〜)

 ふと手に取った『玄奘西域記』(諏訪緑)に大感動して、それ以後主に諏訪先生作品を読むためにプチフラワーを読むようになりました。なので、プチフラワー時代には、あと波津彬子先生のくらいしか読んでない気がします。
 2002年にフラワーズへ移行してからは、『風光る』(渡辺多恵子)や『7SEEDS』(田村由美)など、読む作品も増えて楽しくなりました。最近では吉田秋生先生ややまざき貴子先生の新シリーズもあり、ますます楽しみが増えてきましたね♪

 

 

かつて読んでいた雑誌

☆りぼん(1996〜2000頃)

 吉住渉先生の絵に惹かれて、ついつい読み始めました(笑)。間もなく柊あおい先生にハマって『星の瞳のシルエット』信者になったり(何歳だよ)・・・。あくまで王道の谷川史子先生や、あまりにも深い小花美穂先生(『こどものおもちゃ』は是非大人に読んで欲しい!)も大好きでしたね。
 水沢めぐみ先生の作品に手を出したら、自分もおしまいだと思った時期もありましたが、結局手を出してしまいました(笑)。
 やはり対象年齢の低い雑誌だからか、上記のような先生方が次々に卒業されると、何となく離れていってしまいました。小花先生は、りぼん時代からかなりアダルトな作品を書かれていたので、Cookieに移ってからも割りとそのままでいけてるようですが、柊先生や吉住先生はやはり少々傾向が違ってきているようですね。水沢先生は、雑誌が変わってもそのままのようですが(笑)。
 関係ないけど、上記で柊先生以外の4人の先生方は、10年以上経っても絵柄が全く変わっていないというのは、ある意味スゴイと思う・・・。

 

☆なかよし(1997頃〜2000頃)

 最初に気に入ったのは『すてきにディッシュアップ!』(野村あきこ)だったかな? 講談社だけあって、白泉社や集英社の少女マンガよりは絵が濃いのが特徴(プリンセスよりは薄いけど(笑))。雑誌を読んでる頃は、主に『カードキャプターさくら』(CLAMP)目的だった気がしますが、一番気に入った作品は『ぜんまいじかけのティナ』(あゆみゆい)です。
 やはり立川恵先生作品に手を出したらおしまいだと思いつつ、誘惑には抗しきれずに・・・。

 

☆ASUKA(1997頃〜1999頃)

 主に(というかほとんど)『X』(CLAMP)だけのために読んでいた雑誌。いつの間にか掲載されなくなって、離れました。冷静に考えると、私の好きな「少女マンガ」の方向とはちょっと違うなと感じたことも一因です。
 ミステリーDXの方には佐久間智代先生や紫堂恭子先生、碧也ぴんく先生もいて、しばらく読んでましたが、購読雑誌が増えすぎて「こなす」感覚になってきたため、「りぼん」や「なかよし」と同時期に読むのをやめました。

 

☆Wings(1997頃〜2000頃)

 この頃は少女マンガに飢えていて、ほとんど手当たり次第に読み漁っていたんですね(それでも「少女コミック」と「プリンセス」には手を出さないあたりが笑えるけど・・・)。でも、おかげでなるしまゆり先生や碧也ぴんく先生、高橋冴美先生、つだみきよ先生、高河ゆん先生などに出逢えたのだから、感謝すべきですね。

 

☆別冊マーガレット(1999頃)

 マーガレットの絵って、著しくタイプじゃないんですが、別マの絵はそれほどでもない(笑)ために、一時期読んだりしました。主に永田正美先生や藤村真里先生の作品ですね。

 

 

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