オーケストラ略語辞典

 

 アマチュアオーケストラをやっていると、様々な略語を使います。多分、外部の人間には何のことかわからないでしょうね(汗)。
 そこで、オーケストラをやっていない人にもわかるように、簡単な解説をしてみます。また思いついたら、追加していきます。
 普段、オーケストラではこんな言葉が飛び交っているんですよ(笑)。

 

  アシ アシスタント。主に金管楽器の奏者(正規奏者)をフォローする奏者。1人で出せる以上の音量が必要な時に一緒に吹いたり、あまりにも長いフレーズを交代で吹いたりする。
1番奏者のアシスタントを「1アシ」、2番奏者のアシスタントを「2アシ」などと呼ぶ。
  アップ アップ・ボウ。弦楽器を弾く時に、弓の先の方から根元の方へ動かして弾くこと。 →(参)ダウン
  アマオケ アマチュア・オーケストラ。 →(参)プロオケ
     
  1プル(いちぷる) 第1プルト。弦楽器奏者が演奏する時の二人一組を「プルト」という。指揮者に一番近い方から数える。
  1プル連(いちぷるれん) 第1プルト練習。弦楽器の第1プルトメンバーが、パートごと、又は弦セクション全体で集まり、アンサンブル練習する。
     
  ヴァイコン ヴァイオリン協奏曲。ヴァイオリン・ソロと管弦楽による曲。一般的には3つの楽章を持つ。ヴァイオリンのかっこよさや超絶技巧を示す作品が多い。
  ヴェルレク G.ヴェルディ作曲、レクィエム(死者のためのミサ曲)。
     
     
  オケ オーケストラ(管弦楽団)。
  オケコン 管弦楽のための協奏曲。作曲家について特に指定がない場合、通常バルトーク作曲のものをいう。
  オルガン サン=サーンス作曲、交響曲第3番ハ短調Op.78「オルガン付」。
     
  学指揮(がくしき) 学生指揮者。学生オケにおいて、団員内から指揮者を選出する場合がある。演奏会を顧問又は外部の指揮者に依頼する場合、学生指揮者は下振り(練習時の指揮)を担当する。
  学生オケ(がくせいおけ) 学生オーケストラ。中学校・高校・大学等の部活・サークルとして活動するオーケストラ。一般的に、楽器未経験者を多く抱え、社会人オーケストラと比べると楽器経験、アンサンブル経験、人生経験等で劣るとされるが、夏休み等にかなりの練習時間をとれるため、急激に実力を伸ばすことが多い。社会人オーケストラで活躍する人の大半は学生オーケストラ出身者だと思う。また、学校・大学により、オーケストラのレベルにもかなりのバラつきがある。
  管セク(かんせく) 管楽器セクション、又は管セクション練習。弦楽器と違って1人1パートのため、個人単位での音程調整や息遣いを合わせることが重要とされる。
1人1パートなため、あるパートは人数が足りないのに別のパートは余っているというような事態が起こりやすい。
     
  金管(きんかん) 金管楽器。音量が大きく、オーケストラの輝かしさの象徴。でもここがヘボいとオケ全体が情けなく聴こえる。
  金管セク連(きんかんせくれん) 金管セクション練習。
     
     
  ゲネ →ゲネプロ。
  ゲネプロ ゲネラル・プローベ(通し練習:ドイツ語)。本番直前の練習をこれに当てる場合が多い。
  弦オケ(げんおけ) 弦楽オーケストラ。
  弦セク(げんせく) 弦楽器セクション、又は弦セクション練習。管・打楽器と違い、4〜16人もの人数が同じパートを演奏する形態のため、パート内でのアンサンブルが重要。特にコントラバスを除いて、第1プルトと最後尾の間に距離があり、「時間差」が生じやすい。
管楽器と違って仲間が大勢いるため、ちゃんと弾けなくても大丈夫と思っている人もいるが、そういう人が増えると救いようのないオケになってしまう。
また、大量の人数が必要なため、常にメンバー募集をかけていることが多いセクションである。
  幻想(げんそう) ベルリオーズ作曲、幻想交響曲ハ長調Op.14a。
     
  個人連(こじんれん) 個人練習。合奏、セクション練習等の集合練習との区別で使用される。
  5プル(ごぷる) 第5プルト。 →(参)1プル
  コンマス コンサートマスター。1stヴァイオリンの首席奏者はオーケストラ全体のリーダーでもあるため、この称号を帯びる。
  コンミス コンサートミストレス。女性コンマスをこう呼ぶオケもある。
     
  ザッツ アインザッツ。通常、弦楽器各パートの首席奏者がパートメンバーに向けて出す、演奏開始(又は途中のポイントの音)の合図。ディヴィジ(1パートが複数パートに分かれる)の場合は、それぞれの小パートの一番前の人が出す。
コンマスや首席奏者を経験した人は、たいていアインザッツを出す癖がついていて、後ろの方で弾いててもさかんに合図を出したりしている(笑)。
  3管(さんかん) 3管編成(の曲)。管楽器(木管または金管)が各楽器3本ずつの編成、またはその編成を指定された曲。
  3プル(さんぷる) 第3プルト。 →(参)1プル
     
  シベ1(しべいち) シベリウス作曲、交響曲第1番ホ短調Op.39。
  シベ2(しべに) シベリウス作曲、交響曲第2番ニ長調Op.43。シベリウスでは一番有名。
  シベ3(しべさん) シベリウス作曲、交響曲第3番ハ長調Op.52。
  シベ4(しべよん) シベリウス作曲、交響曲第4番イ短調Op.63。
  シベ5(しべご) シベリウス作曲、交響曲第5番変ホ長調Op.82。弦楽器奏者はしばしば迷子になる。
  シベ6(しべろく) シベリウス作曲、交響曲第6番ニ短調Op.104。
  シベ7(しべなな) シベリウス作曲、交響曲第7番ハ長調Op.105。
  ショス1(しょすいち) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第1番ヘ短調Op.10。
  ショス2(しょすに) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第2番ロ短調Op.14。
  ショス3(しょすさん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第3番変ホ長調Op.20。
  ショス4(しょすよん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第4番ハ短調Op.43。
  ショス5(しょすご) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第5番ニ短調Op.47。通常「革命」と呼ばれる。
  ショス6(しょすろく) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第6番ロ短調Op.54。
  ショス7(しょすなな) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第7番ハ長調Op.60。通常「レニングラード」と呼ばれる。
  ショス8(しょすはち) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第8番ハ短調Op.65。
  ショス9(しょすきゅう) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第9番変ホ長調Op.70。
  ショス10(しょすじゅう) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第10番ホ短調Op.93。
  ショス11(しょすじゅういち) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第11番ト短調Op.103。「1905年」とも呼ばれる。
  ショス12(しょすじゅうに) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第12番ニ短調Op.112。「1917年」とも呼ばれる。
  ショス13(しょすじゅうさん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第13番変ロ短調Op.113。「バビ・ヤール」とも呼ばれる。
  ショス14(しょすじゅうよん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第14番ト短調Op.135。「死者の歌」とも呼ばれる。
  ショス15(しょすじゅうご) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第15番イ長調Op.141。
  ショスタコ ショスタコーヴィチ。
  シンコペ シンコペーション。慣れないとテンポ感を狂わされ、夢にまで出てくるというやっかいなリズムパターン。
     
  ステリハ ステージ・リハーサル。演奏会本番で使用する会場のステージでのリハーサル。一般的には、本番当日の最終リハーサルをこれに当てる。通常の練習は練習用のスタジオで行うことが多い。
  スコッチ メンデルスゾーン作曲、交響曲第3番(「スコットランド」)。
  スコッチの2楽章のF(すこっちのにがくしょうのえふ) メンデルスゾーン作曲、交響曲第3番(「スコットランド」)の第2楽章の練習番号「F」。コントラバスのパート譜には、ここの部分に「死ね」と書かれているらしい・・・。
     
  セクリー セクションリーダー。一部のオケでは「セクハラリーダー」をも指す。
  セク連(せくれん) セクション練習。「分奏」という団体もある。弦、木管、金管、打ごとに行う。弦は中高弦と低弦に分かれることもあり、金管と打、又は管・打が合同で行うこともある。
  セコトツ 2nd(セカンド)ヴァイオリンのトップ(首席奏者)。
     
     
  第九(だいく) ベートーヴェン作曲、交響曲第9番ニ短調Op.125「合唱付き」。 →ベト9
  ダウン ダウン・ボウ。弦楽器を弾く時に、弓の根元の方から先の方へ動かして弾くこと。 →(参)アップ
  タコ1(たこいち) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第1番ヘ短調Op.10。
  タコ2(たこに) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第2番ロ短調Op.14。
  タコ3(たこさん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第3番変ホ長調Op.20。
  タコ4(たこよん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第4番ハ短調Op.43。
  タコ5(たこご) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第5番ニ短調Op.47。通常「革命」と呼ばれる。
  タコ6(たころく) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第6番ロ短調Op.54。
  タコ7(たこなな) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第7番ハ長調Op.60。通常「レニングラード」と呼ばれる。
  タコ8(たこはち) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第8番ハ短調Op.65。
  タコ9(たこきゅう) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第9番変ホ長調Op.70。
  タコ10(たこじゅう) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第10番ホ短調Op.93。
  タコ11(たこじゅういち) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第11番ト短調Op.103。「1905年」とも呼ばれる。
  タコ12(たこじゅうに) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第12番ニ短調Op.112。「1917年」とも呼ばれる。
  タコ13(たこじゅうさん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第13番変ロ短調Op.113。「バビ・ヤール」とも呼ばれる。
  タコ14(たこじゅうよん) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第14番ト短調Op.135。「死者の歌」とも呼ばれる。
  タコ15(たこじゅうご) ショスタコーヴィチ作曲、交響曲第15番イ長調Op.141。
     
  チャイ1(ちゃいいち) チャイコフスキー作曲、交響曲第1番ト短調Op.13。「冬の日の幻想」ともいう。
  チャイ2(ちゃいに) チャイコフスキー作曲、交響曲第2番ハ短調Op.17。「小ロシア」ともいう。
  チャイ3(ちゃいさん) チャイコフスキー作曲、交響曲第3番ニ長調Op.29。「ポーランド」ともいう。
  チャイ4(ちゃいよん) チャイコフスキー作曲、交響曲第4番ヘ短調Op.36。
  チャイ5(ちゃいご) チャイコフスキー作曲、交響曲第5番ホ短調Op.64。演奏してて気持ちよく、客受けもいい、便利な曲。
  チャイ6(ちゃいろく) チャイコフスキー作曲、交響曲第6番ロ短調Op.74。通常「悲愴」と呼ばれる。
  チャイコ チャイコフスキー。
  チャイ様(ちゃいさま) チャイコフスキー様。一部のチャイコフスキー信奉者が血迷って口走るセリフ。
  チェロコン チェロ協奏曲。チェロ・ソロと管弦楽による作品。ほとんどの曲が3楽章制。チェロの超絶技巧をアピールする曲が多い。
     
     
  低弦(ていげん) 低音弦楽器、又は低音弦楽器パート。チェロとコントラバスの両パートを指す。
     
  トップ トップ奏者。各パートの首席奏者を指す。弦楽器においては、第1プルトの表(客席側)の奏者のこと。管楽器では、各楽器の「1番」パートを吹く奏者をいう。各パートを演奏面で率いる。
  トップサイ トップサイド。弦楽器の各パートの第1プルトの裏(ステージ奥側)の奏者。後ろのプルトで、首席奏者が見えない人のためにアインザッツを出したり、ディヴィジの場合は一方の主席を務めたり、重要な役割である。
     
  中プロ(なかぷろ) 中プログラム。演奏会を3曲で構成する「3曲プロ」の場合の2曲目を指す。メインとなる曲の長さにもよるが、15〜25分くらいの曲を使用することが多い。
     
  2管(にかん) 2管編成(の曲)。管楽器(木管または金管)が各楽器2本ずつの編成、またはその編成を指定された曲。
  2プル(にぷる) 第2プルト。 →(参)1プル
  ニル1(にるいち) 交響曲第1番ト短調。
  ニル2(にるに) 交響曲第2番ロ短調。
  ニル3(にるさん) 交響曲第3番ニ短調。
  ニル4(にるよん) 交響曲第4番。「不滅」と呼ばれることが多い。
  ニル5(にるご) 交響曲第5番。
  ニル6(にるろく) 交響曲第6番。
     
     
     
     
  パーリー パートリーダー。首席奏者を兼ねることも多いが、一応役割は別。
  パー連(ぱーれん) パート練習。
  バイコン →ヴァイコン
  白鳥湖(はくちょうこ) チャイコフスキー作曲、バレエ音楽『白鳥の湖』。又はバレエ組曲『白鳥の湖:』。
     
  ピアコン ピアノ協奏曲。ピアノと管弦楽のための作品。3楽章制の曲が多いが例外もある。ピアノの魅力を最大限に発揮する曲が多いが、ブラームスのように「ピアノ付き交響曲」と渾名されるような曲もある。
     
  ブラ1(ぶらいち) ブラームス作曲、交響曲第1番ハ短調Op.68。
  ブラ2(ぶらに) ブラームス作曲、交響曲第2番ニ長調Op.73。
  ブラ3(ぶらさん) ブラームス作曲、交響曲第3番ヘ長調Op.90。執拗なシンコペーションと変拍のために敬遠されがち。
  ブラ4(ぶらよん) ブラームス作曲、交響曲第4番ホ短調Op.98。
  ブル00(ぶるぜろぜろ) ブルックナー作曲、交響曲ヘ短調(第00番)。
  ブル0(ぶるぜろ) ブルックナー作曲、交響曲第0番ニ短調。
  ブル1(ぶるいち) ブルックナー作曲、交響曲第1番ハ短調。
  ブル2(ぶるに) ブルックナー作曲、交響曲第2番ハ短調。
  ブル3(ぶるさん) ブルックナー作曲、交響曲第3番ニ短調。「ワーグナー」ともいう。
  ブル4(ぶるよん) ブルックナー作曲、交響曲第4番変ホ長調。通常「ロマンティック」と呼ぶ。真のブルックナーファンにはあまり好かれない。
  ブル5(ぶるご) ブルックナー作曲、交響曲第5番変ロ長調。
  ブル6(ぶるろく) ブルックナー作曲、交響曲第6番イ長調。
  ブル7(ぶるしち) ブルックナー作曲、交響曲第7番ホ長調。
  ブル8(ぶるはち) ブルックナー作曲、交響曲第8番ハ短調。
  ブル9(ぶるく) ブルックナー作曲、交響曲第9番ニ短調。
  プロオケ プロ・オーケストラ。 →(参)アマオケ
  プロ1(ぷろいち) 交響曲第1番ニ長調Op.25。通常、「古典」又は「古典交響曲」と呼ばれる。
  プロ2(ぷろに) 交響曲第2番ニ短調Op.40。
  プロ3(ぷろさん) 交響曲第3番ハ短調Op.44。
  プロ4(ぷろよん) 交響曲第4番ハ長調Op.47(〔※1947年に全面的に改訂=Op.112〕)。
  プロ5(ぷろご) 交響曲第5番変ロ長調Op.100。
  プロ6(ぷろろく) 交響曲第6番変ホ短調Op.111。
  プロ7(ぷろなな) 交響曲第7番嬰ハ短調Op.131。「青春」と呼ばれることもある。
  プロコ プロコフィエフ。
     
  ベト1(べといち) ベートーヴェン作曲、交響曲第1番ハ長調Op.21。
  ベト2(べとに) ベートーヴェン作曲、交響曲第2番ニ長調Op.39。
  ベト3(べとさん) ベートーヴェン作曲、交響曲第3番変ホ長調Op.55。通常「エロイカ」と呼ばれる。
  ベト4(べとよん) ベートーヴェン作曲、交響曲第4番変ロ長調Op.60。一見地味な曲だが、実は相当難しいらしい。
  ベト5(べとご) ベートーヴェン作曲、交響曲第5番ハ短調Op.67。通常「運命」と呼ばれる。オケにも客にも大人気だが、やってみると侮れないことがわかる・・・。
  ベト6(べとろく) ベートーヴェン作曲、交響曲第6番ヘ長調Op.68。通常「田園」と呼ばれる。
  ベト7(べとしち) ベートーヴェン作曲、交響曲第7番イ長調Op.92。「のだめ」で有名になった。
  ベト8(べとはち) ベートーヴェン作曲、交響曲第8番ヘ長調Op.93。
  ベト9(べとく) ベートーヴェン作曲、交響曲第9番ニ短調Op.125。通常「第九」と呼ばれる。終了直前、ヴァイオリン弾きにかなり理不尽なことを要求している。
  ベルレク →ヴェルレク
     
  ボロ1(ぼろいち) ボロディン作曲、交響曲第1番変ホ長調。
  ボロ2(ぼろに) ボロディン作曲、交響曲第2番ロ短調Op.5。
  ボロ3(ぼろさん) ボロディン作曲、交響曲第3番イ短調。
     
  前プロ(まえぷろ) 前プログラム。演奏会において最初に演奏する曲目。2曲プロの場合は短めの交響曲、3曲以上のプログラムなら序曲の類(5〜10分)を使用する場合が多い。1曲だけで演奏会を構成する場合は、前プロは存在しない。
  マラ1(まらいち) 交響曲第1番ニ長調。通常、「巨人」と呼ばれる。マーラーでは一番有名で、アマオケでも演奏される機会がわりと多い。
  マラ2(まらに) 交響曲第2番ハ短調。「復活」と呼ばれることが多い。
  マラ3(まらさん) 交響曲第3番ニ短調。やたらと長い。
  マラ4(まらよん) 交響曲第4番ト長調。
  マラ5(まらご) 交響曲第5番嬰ハ短調。
  マラ6(まらろく) 交響曲第6番イ短調。「悲劇的」と呼ばれることもある。
  マラ7(まらしち、まらなな) 交響曲第7番ホ短調。「夜の歌」と呼ばれることが多い。
  マラ8(まらはち) 交響曲第8番変ホ長調。通常、「千人の交響曲」または「千人」と呼ばれる。
  マラ9(まらく) 交響曲第9番ニ長調。オケ内のマーラーファンにはこの曲の熱狂的なファンが多い。
     
     
     
  メイン メイン・プログラム。その演奏会の目玉となる大曲。たいてい演奏会の最後(アンコールは除く)に演奏する。メイン・プログラムの曲目によって客を呼ぶので、それにふさわしい曲を選定する。
  メンコン メンデルスゾーン作曲、ヴァイオリン協奏曲ホ短調。実はもう1曲(ニ短調)あるが、通常は無視される。
     
  木管(もっかん) 木管楽器、又は木管セクション。メロディをソロで演奏することが最も多いセクション。精妙な木管アンサンブルはオーケストラに品を与える。でもここが下手だと、雰囲気がぶち壊し。
  木管セク連(もっかんせくれん) 木管セクション練習。
  モツレク モーツァルト作曲、レクィエム(死者のためのミサ曲)。
     
     
     
  4管(にかん) 4管編成(の曲)。管楽器(木管または金管)が各楽器4本ずつの編成、またはその編成を指定された曲。
  4プル(よんぷる) 第4プルト。 →(参)1プル
     
  ラフ1(らふいち) ラフマニノフ作曲、交響曲第1番ニ短調Op.13。
  ラフ2(らふに) ラフマニノフ作曲、交響曲第2番ホ短調Op.27。
  ラフ3(らふさん) ラフマニノフ作曲、交響曲第3番イ短調Op.44。
     
  リハ リハーサル。本番当日の練習を指す場合もあれば、通常の練習にもこの言葉を使用することもある。
     
     
     
  6プル(ろくぷる) 第6プルト。 →(参)1プル
  ロメジュリ チャイコフスキー作曲、幻想序曲「ロメオとジュリエット」。またはプロコフィエフ作曲、バレエ「ロメオとジュリエット」(あるいはバレエ組曲)。
     
     

 

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