所 蔵楽器
Violin
本体(ユリウス):約30万円 1991年、西ドイツ製。1991年
11月購入
弓(ジョゼフィーヌ):50万円 1920年頃、フランス製。1995年12月購入
自分で選んで買った最初の楽器。当初、この本体と15万円くらいの弓を買った。その後、
もっといい弓が欲しくて、「ワ
ンランク上の」と思ったら、「この上になると50万円くらいのになる」と言われ、思い切って買ったはいいが、そこで金が尽きたため、本体はそのままとな
り、価格の逆転現象が起きたまま・・・。
「ユリウス」と「ジョゼフィーヌ」は自分でつけたあだ名(笑)。ユリウスは新しい楽器なので、自分のクセがほぼそのまま楽器の個性になっている。低音が
よく伸び、ハイポジションが弾きやすい(弦と指板の距離が近い)ので重宝している。
ジョゼフィーヌは、本来なら100万円くらいするものらしいけど、製作者の銘が入っていな
いために安くなったとのこと。フランス製らしい香り高い音が奏でられる。
弓の根元のところに何やら赤いものが見えますが、これは師匠に勧められたラバーのペングリップ(100均で売ってるやつ)です。
ちなみに、ケースの中のもう1本の弓は、毛替え(4日かかる)の間用のスペアで、 12,000円の安物。
バロック弓(チャン):6万円 中国製。2009年1月購入
弓や弦(ナチュラルガット)もオリジナルで演奏するOPT(オーケストラ・オン・ピリオ
ド・トウキョウ)に出演することになったため購入(結局曲目がベートーヴェンということで普通の弓でいいことになったが)。
普通の弓(逆反り)とは違う形状のため、バランスや感覚が全然違って面白い。本体にナチュラルガットを張った時に、時々この弓を使ってバッハを弾いて楽
しんでいる。
Electronic Pianoforte
COLUMBIA ELEPIAN EP-M25。8万円くらい 1998年5月頃購入
やっぱりピアノも弾きたいと思って買ってみた。津田沼の「サンペデック」というでっかい
ショッピングセンターで見つけて、結構安かったので買ったんだけど、サンペデックはいつの間にか潰れてしまった・・・。
さすがにアコースティックのピアノとは全然違うけど、これのおかげで、「休みの日には音楽家」でもしばしばピアノを弾くことができます。
ヘッドフォンをつけることで、「ピアノの音」は出なくなるけど、打鍵の衝撃は下の部屋に伝わるらしく、ゴムシートとかコルクを敷いたりして、それなりに
気は使います。
ヘッドフォンといえば、備え付けのものは安物だったらしく、イマイチな音だったけど、まともなヘッドフォンを買って使うようになったら、音質がぐっと良
くなりました。やっぱり、電子ピアノではヘッドフォンは大事だね♪
Upright Pianoforte
APOLLO。40万円くらい? 1970年代半ば頃購入
実家のピアノ。最初姉が通っていたエレクトーン教室がピアノ教室に変わった頃に買ったらし
い。しかし、その後で私が習いだし、姉はやめたため、すっかり「私のピアノ」に。今では、ちょくちょく帰省する姉が連れてくる姪の遊び道具になっているら
しい・・・。
新潟県中越地震では、震度6弱のたて揺れで、このピアノが1mほど前方に移動した。横揺れじゃなかったためか、倒れなくてよかった。
わりと柔らかめの音色で、繊細な演奏に向いてるようだ。
ちなみに、上にかかっている絵は、ルノワールの「青い帽子の少女」。
天井がギザギザになっているのは、上下
の面を平行にして残響しすぎないため。他にも、縦・横・高さの比率を単純な整数比にしないとか、壁をすべて二重にするとか、新築の時にあれこれ注文した結
果、とてもいい音のする部屋になった。この部屋でヴァイオリンを弾くと、実力が3割増しになったような気になる。
<お まけ:今は亡き楽器たち>
Contrabass
飯塚英氏(音楽工房ZOO工房長)が「もう使わないし、ネットオークションで売ろうかな」 とか言ってたので、「欲しいです!」と言ったら「あげる」ということで、タダで手に入れた楽器。現在は英氏の弟の飯塚真司氏の手元にあります。
当初は面白がって「ます」の第4楽章とか、サン=サーンスの「象」(『動物の謝肉祭』より)とかで遊んだり、本当はヴァイオリン、ヴィオラ、チェロしか
扱ってない行きつけの楽器屋さんに無理を言って弓の毛替えをしてもらったり、元洋裁のプロの伯母にコントラバスの弓ケースを作ってもらったり、結構色々と
楽しんだ。同じ弦楽器でもヴァイオリン属と違ってF dur(ヘ長調)やB dur(変ロ長調)あたりが弾きやすいという、意外な発見もあった。
しかし、結局これだけ図体がでかいと、練習の準備も片付けも大変だし、想像以上に収納場所をとるので、ちょうど「欲しい」と言った飯塚真司氏(英氏の
弟)に譲渡した(もちろんタダで。ご好意で毛替え代だけ頂いたけど)。
ジャズベースの素養とかあったら、もっと楽しめたんだろうな・・・。
ちなみに、写真ではサイズ比較のため、横にヴァイオリンを置いてみました。弓の写真も撮っ ておけばよかった。コントラバスの弓はヴァイオリンの弓よりもはるかに短いっていうことがよくわかったのに・・・。
Fagotto
ドッペルロア2000。19万円 2003年7月購入
ヴァイオリンなんて弾いてるくせに、実は昔から低音楽器が好きで、特にファゴットの音色に
は凄く憧れていて、常々「欲
しいな〜」と思っていました。ところが、調べてみると最低でも50万円くらいはするらしく、諦めていたんだけど、ネットでかなり安い楽器を見つけたので、
思わず購入。
実際に吹いてみると、想像をはるかに超えて難しい。ただでさえ押さえる箇所がキーと穴を合わせて27個もあり、しかもその押さえ方に法則性が見出せな
い。音1つ1つに対応する指の形を暗記しないといけないのか・・・。オケで苦もなく吹いている人たちが神に見えてきた。
付け焼刃の独学のままで、無謀にも「休みの日には音楽家」に出演してみたが、その後は他の練習にかまけて、ごくまれにしか吹かなくなり、現在は純吉女史
のところ。
Ecuador Flute
7000円 2001年頃購入
渋谷のアクセサリー屋で見つけてなんとなく買ってみた。しかし7000円はどうみても高
かったな・・・。
バロック時代あたりまではリコーダーを「フルート」といったらしい。これも現在の「フルート」よりはリコーダーに近い形態。
現在は行方不明。捨てちゃったかな?
アルガイタ
2400円 2007年9月購入
某イスラム原理主義組織とは関係ない。ナイジェリアの民族楽器。
神保町の書店の店先で手作り民族楽器が売られていたので、ついつい引き寄せられた。パンフレットにはあった「アルガイタ」が店頭にはなかったので、その
後ネットで購入。リードがストローをアイロンがけしたものってのが、なんともチープでよい。
中世ヨーロッパのショームと同系列の楽器で、吹くと壺から蛇が出てくる「あれ」ですな。
でも、いまだに運指法とか音程とか、よくわからない・・・。
これは引っ越しのどさくさで捨てたと思う。邪魔だし・・・。
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